日々ログ

ただの日記です。

9月15日(木)

午後にお医者さんから母の病状説明があるということで病院に行ってきた。余命宣告だろうなと思っていたら午前中にかかってきた電話でリハビリの話をされたので、リハビリができるくらいに元気になったのかと思った。

 

実際に先生に会ったら違った。

 

肺炎が良くなってきたと思ったら、昨日の検査で新しい肺炎が始まっていたとか。急性間質性肺炎の可能性が高く、薬を変えステロイド治療も始めたそうだ。でもこの肺炎の恐ろしいところは急に症状に悪化することで呼吸不全になる危険性があると言われた。その場合は人工呼吸器での治療が必要となり、いまの病院では治療が難しいので総合病院への転院も勧めることもあるという。

ただうちの場合、延命措置は取らないと決めているので、悪化した場合の人工呼吸器での治療はしないということにした。そうなると今の病院で緩和ケアになるという。

 

もう一つ問題があって母の場合、もう高齢で血管も脆くなっているので点滴は手の甲などの抹消静脈路といったところに針を刺して薬を投与しているらしい。その抹消静脈路の確保が難しくなっており、明日か明後日にはその確保もできなくなるそうだ。

そうなると脊髄と言っていたかな、そこに管を通して薬を投与するのだけど病状が改善されると経口食が取れなくなる可能性があり、背中に通した管から栄養を補給することになるそうだ。でもそれも延命治療の一環になってしまう。

 

わたしは、人間は口からモノを食べられなくなったら終わりだと思っている。管を通して栄養を摂って生きながらえても母は喜ばないだろうし早く逝くことを望むだろう。

そんなわけで管を通すこともお断りした。

薬も栄養も取れなくなるのは時間の問題。予想していたよりずっと早くお別れが来そうでつらい。悲しくて焼きそばを食べながら泣いた。ただ静かに涙がこぼれるだけだったけど、こんな時でも食欲はあるんだなってちょっと自分に呆れた。

 

母が死んでしまったら、本当に自分は天涯孤独の身になってしまうんだな。